香原料 「丁子」
いかがお過ごしですか?
今回はお香の原料の一つで、丁子について学んでいきましょう。
「ちょうじ」と読みます。
フトモモ科の常緑香木の花蕾で、花は多数の雄しべを持ち、強い芳香があります。名前の由来は、チョウジノキの開花直前の花蕾を乾燥させたもので、その釘に似た形状に模して丁字と呼ばれます。
代表的スパイスで料理にもよく使われる「クローブ」というとほとんどの方がわかると思います。防腐剤や健胃にも効果があります。紀元前からギリシアや漢に知られ、日本では正倉院御物にみられます。
属性部位:花蕾
産地:インド、マレーシア、インドネシア、東アフリカ
香りの特徴:スパイシー