コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: 香原料 — 沈香

香原料 — 沈香

香原料 — 沈香

いかがお過ごしですか?

今回はお香の原料の一つで、沈香について学んでいきましょう。
「じんこう」と読みます。

インドから東南アジアに産するチンチョウゲ科アキラリア属・ゴリスチラス属の常緑高木に、病気や傷ができた時、それを癒すため樹脂が集まります。それを沈着凝集と呼び、胞子やバクテリアの働きによって成分が変質し、樹脂が形成・熟成され、香りを放つようになったものが沈香です。

香水の世界ではアガーウッドや、比較的長い間流行していた Oud(ウード)ともいいます。多分、いまだに根強い人気だと思います。

常温ではあまり香りませんが、加熱すると幽玄な香りを発します。鎮静効果に優れていると言われています。

20 年かかって成木になり、沈着凝集から沈香になるまでの工程に 50 年を要します。

高品質な沈香には 100~150 年かかるといわれています。最高級品は伽羅(きゃら)と呼ばれ、ベトナムの中南部のみで採取できます。

沈香 お香 Agarwood Incense

属性部位:樹脂
産地:インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジア、アッサム地方、海南島
香りの特徴:ツンとする

【おすすめのアイテム】

梅花|BAIKA

荷葉|KAYO

侍従|JIJYU

黒方|KUROBO

香原料写真提供:長川仁三郎商店 

Read more

お香の日

お香の日

いかがお過ごしですか?4月18日は「お香の日」だそうです。 4月。日本での最古のお香の記録は『日本書紀』にあります。そこには「595年4月、淡路島に沈香が漂着した」と記されています。 次に、18日。その由来はというと、「香」という字には、「一十八日」の文字が隠れています。 よって、4月18日は1992年に全国薫物線香組合協議会によって「お香の日」が制定されました。 ▼トップページをスクロ...

もっと見る
香原料「白檀」
#香原料

香原料「白檀」

いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、白檀について学んでいきましょう。「びゃくだん」と読みます。 日本人にはお香といれば、この香りの方が身近かもしれません。「サンダルウッド」と言うと香水に詳しい方はピンとくると思います。 ビャクダン科の半寄性の常緑高木で、幹や根の黄白色の心材を使用します。多くの調合香の中心的素材だけでなく、その芳香と優れた防虫効果で、仏像や美術品の彫刻、扇子、...

もっと見る