お香の原料
いかがお過ごしですか?
お香の原料は非常に沢山あります。その多くは、皆さんにも馴染みのあるスパイスだったり、漢方の生薬だったりします。また、最近ではアロマで使用される精油を使用して香水調のお香を制作したり、伝統的なお香には使用されなかったヒノキやスギなども活用されています。
Bridge and Blend の源氏物語の世界を体感するお香「Six in Sense」のブレンドにはどんな香原料が使われているのでしょうか?
平安時代の人々の感性を代表する香り「六種の薫物(むくさのたきもの)」の幾つかある調香をもとに下記の 10 種類の香原料を使用しています。
その他、私がお香を学んだ 2 つの教室では、それぞれ 22、30 種類の香原料を勉強しました。
もちろん、平安時代には合成香料は存在しませんから、当時に習い、プレミアムグレードの天然香料を使用しています。しかし、1000 年を時を隔て、同じ香料であっても、その香りは変化しているはずです。これも自然のなせる技。
平安人は、たった 10 種類の香原料で異なる 6 つの香りを作り出しました。それぞれ、配合されている香原料は異なり、その配合量も異なります。
香水を生み出すのに 3000 種類の香料から、エルメスの元調香師ですら250種類を使用すること考えると、当時の人々のなんという創造力!
共通している点はお香の世界で最も貴重な香原料「沈香」をふんだんに使用した調香である点です。
Bridge and Blend が開催している「お香創作ワークショップ」では、上述の香原料を使って、 6 つの調香のうち一つを創作します。
お香創作ワークショップのご依頼は hello@project-felicia.com までご連絡ください。
Have a Scentful Day!