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六種の薫物(むくさのたきもの)

六種の薫物(むくさのたきもの)

六種の薫物(むくさのたきもの)

六種の薫物(むくさのたきもの)

いかがお過ごしですか? 今回のお題「六種の薫物」。ついつい人に話したくなるお香の豆知識として知性と教養を披露できるかもしれません。 「六種の薫物」とは、平安時代に調香された 100 種類以上お香の中から、当時の人々の感性をよく表している 6 つの調香を指し、季節になぞらえた「梅花」「荷葉」「侍従」「菊花」「落葉」「黒方」となります。「六種の薫物」としてまとめられたのは、平安時代以降のよ...

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香十徳

香十徳

いかがお過ごしでしょうか? お香の効果効能の質問をよくいただきます。 同じ香りつながりでアロマテラピーは効果効能を訴求するセラピーなので、皆さんもお香の効果効能も関心ありますよね。 Bridge and Blend では科学的検証をしていないため、医療的な効果をお伝えできませんが、感覚的な効用を先人がまとめてくれています。それが「香十徳」です。 ここでの「徳」とは、「めぐみ」、香りから私たち...

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香原料「椨粉」

香原料「椨粉」

いかがお過ごしですか? 今回はお香のベースになる原料で、椨粉について学んでいきましょう。「たぶこ」と読みます。 クスノキ科タブノキ属の常緑高木、﨓の樹皮です。街路樹に植えられていたりします。 樹皮を乾燥させて、皮を剥ぎ取り、粉末にします。加水すると粘性の強いノリ状となり、香原料の接着剤として機能します。 江戸時代中期より使用されているようです。 属性部位:樹皮産地:日本(南九州)、インドネ...

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香原料「鬱金」

香原料「鬱金」

いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、鬱金について学んでいきましょう。「うこん」と読みます。 ショウガ科ウコン属の多年性の草木ウコンの根茎です。これは秋に花を咲かれる「秋うこん」のことです。混乱の多いウコン属は50種類ほどあります。英語名はカレー粉の原料としても身近な「ターメリック」です。 平安時代には五香の一つとして重要でした。 属性:根茎生産地: 中国南部、インド、台湾香...

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香原料 「安息香」

香原料 「安息香」

 いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、安息香について学んでいきましょう。「あんそくこう」と読みます。 マレー半島などの東南アジアに産するエゴノキ科の常緑高木の樹脂です。幹を傷つけ、滲み出た黄色い樹液の塊を指します。 名称の説には「息を安ずる香り」であったこと、「安息国(パキスタン)で使用されていた香り」であったとされます。 食品香料ではバニラの香りのする食品に使用されるベンゾイ...

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香原料「霍香」

香原料「霍香」

いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、霍香について学んでいきましょう。「かっこう」と読み、英語名は精油でも使用される「パチュリ・パチョリ」です。 シソ科の多年草カワミドリの茎や葉を乾燥させ使用します。精油の「パチュリ」より苦味が薄く、香りにクセがなく、お香の原料として他の香りを引き出す役割も果します。殺菌効果があり、漢方薬として胃薬や風邪薬に使用されるそうです。 香水でも東洋の...

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香原料「甘松」

香原料「甘松」

いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、甘松について学んでいきましょう。「かんしょう」と読みます。 ヒマラヤや中国の山岳地帯にしか生えない高山植物、オミナエシ科の多年草の根や茎を乾燥させたものです。 新約聖書の中でマリアが、死を予感したイエスキリストのために高価で貴重な精油を買い求め、最後の晩餐の前にその精油をイエスの足に塗ったとされる記述があります。 英語名は「スパイクナード」...

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香原料 「乳香」

香原料 「乳香」

いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、乳香について学んでいきましょう。「にゅうこう」と読みます。 中近東に産するカンラン科ボスウェリア属の常緑高木の樹脂です。幹を傷つけ、滲み出して固まるゴム状の分泌物を指します。 滲み出した樹脂の色が透明から乳白色に変化し、その様相が乳房から滴る乳のように見えるため、乳香と名付けられたと言われています。 日本では馴染みの薄い香原料ですが、西洋で...

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香原料 「丁子」

香原料 「丁子」

 いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、丁子について学んでいきましょう。「ちょうじ」と読みます。 フトモモ科の常緑香木の花蕾で、花は多数の雄しべを持ち、強い芳香があります。名前の由来は、チョウジノキの開花直前の花蕾を乾燥させたもので、その釘に似た形状に模して丁字と呼ばれます。 代表的スパイスで料理にもよく使われる「クローブ」というとほとんどの方がわかると思います。防腐剤や健胃に...

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香原料「龍脳」

香原料「龍脳」

いかがお過ごしですか? 今回はお香の原料の一つで、龍脳について学んでいきましょう。「りゅうのう」と読みます。 フタバガキ科の常緑大高木で、龍脳が採取される龍脳樹は高さ 50m に達し、幹の直径が 1m 以上の大木で、樹心部の割れ目のような空間にできる無色透明な結晶を指します。 防虫・防腐効果に優れており、防虫香として使用されます。モスボックスなど防虫剤の香りを思い出すと龍脳の香り印象がハッ...

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